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alba labが追求しているのは、透析医療の未来のあり方についてです。
医療というと、様々な規制やルールが存在し、医療は医師に任せるものというのが暗黙の了解事項になっています。今でも、そう考えている人は数多く、医療の世界は特殊だと考えがちです。
世界で最も早く高齢化を迎えている我が国では、急性期疾患よりも慢性疾患が多くを占めています。
慢性疾患は急性期疾患とは異なり、その多くは治ることがありません。従って、病気とつきあいながら継続的な管理が必要になることから、医療は常に我々の身近にある存在となりつつあります。
急性期医療は、疾患そのものに着目しその治癒を最優先してきました。つまり、その人の人格や生活の質といったものは後回しとなり、人間は後選事項でした。これが、これまでの日本の医療システムを形成してきました。
誤解しないでください。これは決して悪いことでもなんでもなく、疾患のステージが過去と現在では異なるため、過去はこのようなシステムが適切だったのです。しかし、時代は変わりました。日本全体の人口構造が変化し、高齢化にシフトしている現在においては、疾病構造そのものが変化しました。ですから、以前と同様の医療システムで対応するというわけにはいきません。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?
誰かが考えてくれるから良い!こう考えがちですが、よく考えればわかるはずです。実は誰も考えてくれないのです。政府が考えてくれるかというとそれも期待できません。何故ならば、政府や行政機能は現状に対応する能力しか持ち合わせていません。
そして、未来に向けた医療をデザインするためには、多様な専門家、多様な「価値観」や「知」が必要になります。これを反映させた、システムのイノベーションが重要になります。
これは、みんなでやるしかありません。
私たちは考えるだけではなく、それを進めて行く組織です。実践する組織です。常に「人」を医療の中心におき、イノベーションを追求することが我々の使命です。
患者さんが幸せになるために、懸命に努力する、そんな組織を作りたいのです。
alba lab 株式会社
代表取締役
櫻堂 渉
透析医療に起因した筋骨格系、あるいは神経系の不調を解消したいという要望があります。その生理的な患者さんのニ[...]
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